でも、、、このまま辞めてもいいのかな。もう少しだけ頑張ってみようかな。
そんなふうに思っているあなたに向けて、この記事を書かせていただきました。
この記事を書いている私は、営業歴15年。これまで辞めていく同僚、後輩、先輩をたくさん見てきました。私自身も、辞めたいと思っていた時期がありました。でも、ちょっと考え方を変えただけで、今は楽しくストレスフリーに営業の仕事ができています。
営業を辞めたい、その理由
契約が取れない
一言でまとめれば「契約が取れない」ということになるでしょう。
営業は契約取ってなんぼ、ですから、契約がないのは精神的につらいですよね。業種によっては収入が下がっていく、という不安もあると思います。私が一緒に働いていた方も、8割超が「売れない」という理由で辞めていきました。
今回は主に、この理由で辞めたいと考えている方へ向けての記事となります。
上司・会社がパワハラ
契約取ってこないやつはゴミだ!ばりに叱責する上司、一昔前には結構いた人種です。最近は少なくなってきていますが、いまだに存在してる会社もありますね。
もしその叱責が、「お客様のためにどうしてやれないんだ!」という意味であればまだ救われます。
でももし、「お前が契約取らないと俺が困るんだ!」とか、「会社にタダ飯食わせてもらいやがって!」というように上司自身や会社目線の理由であれば、そこに居続けても幸せにはなれないかもしれません。
ステップアップをしたい
「違う業界で自分の力を試してみたい」、「もっと幅広い分野で活躍したい」、「もっと稼げる業界にいきたい」、そんな風に前向きに辞めたいと思っている方は、ぜひ辞めましょう。
私もこの理由で辞めて、転職をしました。転職にはまた別の不安もありますが、新しいチャレンジをするのはワクワクしますね。
もう営業辞めよう、その前に
辞めてもいいんだよ
営業は楽しいから辞めないで、と言いたいわけではありません。辞めていいと思います。
でも辞めるその前に、最後にもう一度だけ営業という仕事にチャレンジしてみてもらいたいのです。
トップセールスマンの中には、「一度は辞めようと思ったことがある」という方が沢山います。辞めようと思ってからの行動がきっかけとなり、トップセールスになったという方が沢山いるということです。だから、あなたにもまだチャンスがあると思うんです。
ただ、
最後までやってみてそれでもダメだったら、辞めましょう。「これでダメなら辞めよう」、そう決めてしまうだけで気持ちが少し楽になりますよ。
初心を思い出してみよう
では具体的に何をするか。まずは、今の仕事を始めたばかりの頃の気持ちを思い出してみましょう。入社した当初は、お客様に一番近い立場にいます。昨日まではその業界の素人だったはずですから。
例えば、商品研修で自社の取扱商品を知ったとき「すごい、こんな良いものがあるんだ」とか「この話早くお客様に教えてあげたい」とか「これなら人の役に立てそうだ」と、目を光らせたことはありませんか。
その時のその感情を、そのままお客様に伝えてみてください。当時の純粋な気持ちに、これまでの経験値が乗っかって、同じことを伝えているつもりでも、伝わり方は違うはずです。
新人時代のことなんか覚えていないよ、という方は、入社当時の手帳やノートを引っ張り出して読み返すのがオススメです。
営業をやめてみよう
もう一つやってみてほしいこと、それは営業をやめてみる、ということです。またやめてみようって、、、結局どっちなの?と言われそうですが… ここでやめるのは、セールスすることです。
営業を辞めるではなく、営業を止めるということですね。
もう少し噛み砕いて言うと、商品を売り込むことをやめましょう。
では何をするか、これまでの営業活動の中で、お客様の声をたくさん聞いていると思います。その声に答えることだけを考えてみましょう。
売り込まないと売れないじゃない、という声が聞こえてきそうですが、私の経験上売り込まない方が売れます。
お客様は売られることは嫌います。でも買いたいと思っているからあなたの前に来ているんです。
買いたいけど売られたくない、という矛盾するようなお客様の気持ちに答えるためにすべきことは一つ。
話を聞いてあげる、ことです。お客様のお悩みを心から真剣に聞いてあげて、素直に答えてあげて(売り込みなしですよ)、としているとお客様はあなたのことを信頼してくれるようになってきます。
その信頼を得てから、「そのお悩みを解決するお役に立てると思います」と、入社当初の気持ちで商品のことを伝えてみましょう。
きっと伝わるはずです。そして、買ってくれます。
今まで悩んでいたのがウソのように、ストレスなく売れてしまうんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最後にまとめますね。営業を辞める前にやってみてほしいこと。
- これでダメなら辞めていいと決めて、心を楽にする
- 入社当初の気持ちを思い出す(当時の手帳を見返すのがオススメ)
- 営業するのをやめる(聴くに徹する)
ストレスなく売れてしまうというこの体験を、ぜひ一度してみてほしい。一人でも多くの方が、ストレスフリーで楽しい営業ができますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。